最初はBlogなんて始める気は毛頭なかったんです。でも、Movable Type面白いよといわれ、とりあえず試してみたら、これが本当に面白いんです。で、気がつけば、結構な時間を費やしてしまいました。そうなってしまうと、このまま作ったのを消し去ってしまうのも勿体ないので、「とのすのす。」の別館としてオープンすることに。Blogのタイトルは「とのすのしょ。」です。こちらではコラムなんかを書いていくつもりです。というわけで、よろしければお付き合いください。
最初はBlogなんて始める気は毛頭なかったんです。でも、Movable Type面白いよといわれ、とりあえず試してみたら、これが本当に面白いんです。で、気がつけば、結構な時間を費やしてしまいました。そうなってしまうと、このまま作ったのを消し去ってしまうのも勿体ないので、「とのすのす。」の別館としてオープンすることに。Blogのタイトルは「とのすのしょ。」です。こちらではコラムなんかを書いていくつもりです。というわけで、よろしければお付き合いください。
この前、テレビを見ていたときのこと、「100万ボルトの電流」なんていう言葉が耳に入ってきました。ずっと以前から思っていたことなんですが、こういった間違いって結構多いんですよね。ここではご覧の方がそういった間違えをおかして恥をかくことがないよう、電気に関する基本的な言葉についてお話をしたいと思います。
ところで、最初に書いた「100万ボルトの電流」はどこが間違っているかお分かりでしょうか。これはボルトという電圧につく単位と電流 という言葉を結び付けているところが間違っています。いわば「長さが100キログラム」といっているようなものなのです。これならおかしいことは一目瞭然ですよね。というわけで ボルトという言葉を生かすなら「100万ボルトの電圧」、電流 を生かすなら「100万アンペアの電流」というのが正解になるわけです。
ここで電圧と電流の関係について少しだけ述べておきましょう。まず電圧 ですが、これは簡単にいうと電気を流させる力の大きさになります。そして、電流が電気の流れている量になるわけです。これだけだと分かりにくいと思いますので、電気をトコロテンで例えてみると、トコロテンを突く力の大きさが電圧、一定時間あたりにでてくるトコロテンの量が電流に相当することになります。というわけで一般に電圧を大きくすれば、それに比例して電流も大きくなります。これがオームの法則といわれるものです。いかがですか。こうして考えれば電気も難しくないでしょ。
その他の電気に関する言葉で一般的に使うものとしては電力(単位:ワット)や 電力量(単位:ワット時)といったものがあります。多少言葉としての正確さは欠きますが、これらは電気エネルギーの大きさを示すものです。ある瞬間でのエネルギーの大きさを示すのが電力であり、その量の積み重ねの合計を示すのが電力量だと考えればよいでしょう。ちなみに1ワットの電力を消費する電化製品を1時間使用したときの 電力量が1ワット時になります。
ここまで電気に関する基本的な言葉についてふれてきましたが、いかがだったでしょう。この程度の基本を抑えておきさえすれば、一般的には言葉の使い方で恥をかくことはないかと思います。ちなみに「100万ボルトの電流」というフレーズついては別の視点からも突っ込むべきところはあるのですが、これは次の機会にしたいと思います。
前のコラムで「100万ボルトの電流」について電気に関する基本的な言葉についてふれてみました。今回は「100万ボルトの電流」という言葉について別の観点から考えてみようと思います。
まず、この前も述べたように「100万ボルトの電流」のフレーズは全くの誤りです。このフレーズを正しくするためには、電圧の単位であるボルトを電流の単位であるアンペアにするか電圧を電流にするかになるでしょう。ここではとりあえず元のフレーズにより近い「100万ボルトの電圧」に直して考えてみるとします。
では、この「100万ボルトの電圧」っていうのは一体どんなものなのでしょうか。まずはいろいろなものの電圧について調べてみるとしましょう。
乾電池 | 1.5ボルト |
家庭用コンセント | 100ボルト |
電気ウナギ | およそ800ボルト |
静電気 | およそ数千ボルト~数万ボルト |
雷 | 1億ボルト程度 |
ざっと調べてみたところこんな結果が出ました。やはりこうしてみても、雷の電圧っていうのは飛びぬけて大きいですね。ところで、これを見てあることに気付きませんか。そう、静電気の電圧は100万ボルトにはおよばないもののかなり大きな数字になっていますよね。実はこれが今回の話のポイントになるところなのです。
静電気は家庭用電源に比べ数十倍から数百倍の電圧であるわけですから、電圧の大きさが与えるダメージの大きさと比例するのであれば、静電気のほうが家庭用の電源よりもそれにより与えられるダメージは大きくなるはずです。しかし。実際には家庭用の100ボルトでは場合によって感電死することがありますが、静電気で感電死するといったことはありません。つまり、ここでの電圧の大きさは必ずしもダメージの大きさに比例しないというわけです。
実はダメージの大きさは電流の大きさとは大きな関連性をもちます。電流が大きければ大きいほど、ダメージは大きくなります。 でも、これを聞いて「あれっ?」と思った人がいるのではないでしょうか。オームの法則によると、「電圧の大きさと電流の大きさは比例の関係にある」はずです。それならば電圧が大きければ電流も大きくなり、与えるダメージもそれにしたがって大きくなるはずです。では何故そうならないのでしょう。
それは電気の発生源でつくられた電圧のすべてがダメージをあたえるものにかかるのではないからです。例えばドアノブをさわろうとして静電気がパチンときた時には、ドアノブと指との間に電圧のほとんどがかかり、指を通して人体にかかる電圧というのはほとんどゼロになります。このように電圧の発生源と直接触れていない場合には、発生した電圧のほとんどは関係ない部分にかかることになるため、直接のダメージにはならないわけです。
というわけで、「100万ボルトの電圧」っていうフレーズは何かすごいよう聞こえるかもしれませんが、実はそうではないのかもしれないのです。電圧の大きさが大きいから小さいからというのは危険の大きさと関わらないこともあるのです。
ちなみに「100万アンペアの電流」というフレーズについてですが、雷の電流でも数万から数十万アンペアですから規模などから考えるとフレーズとしては適切ではないと思います。それに電流を一定値にするような形で電気をつくるのは非常に困難です。電気をつくることのできる生き物のなかで、電流を基準に電気を作ることのできるものはいません。こういった意味からもこのフレーズはやはり適切ではないでしょう。
ICの発明で知られるJack Kilby氏が亡くなられたそうです。今日は氏にちなみ、ICについてお話をしようと思います。
ところで、ICってなんでしょう。ICは英語で言うとIntegrated Circuit、日本語に直すと集積回路となります。簡単にいうと電子部品で構成した回路をぎゅっと固まりにしたものです。ちょっと分かりにくいですよね。では、ICがどんなものかを知るために、ICの種類について見てみましょう。ICはその構造、構成回路、回路規模にて、それぞれ分類することができます。
構造ではICはモノシリックICとハイブリッドICに分類されます。モノシリックICは1つの半導体基盤上に回路を構成したもの、ハイブリッドICは基板上に複数の電子部品を実装して1つの電子部品としたものです。一般的にICというと、モノシリックICを示します。
次に構成回路で分類すると、TTL(Transistor Transistor Logic)とMOS(Metal Oxide Semiconductor)に分けることができます。さらに、MOSはnMOS(negative MOS)、pMOS(positive MOS)、CMOS(complementary MOS)の3種類に分けることができます。TTLとMOSの違いはトランジスタにより回路が構成されるか、電界効果トランジスタ(FET=Field Effect Transistor)により回路が構成されるかになります。また、TTLはバイポーラ、MOSはユニポーラと呼ばれることもあります。これはTTLの場合、キャリア(半導体の中で電荷を運ぶもの)が正孔と電子の2種類あるのに対して、MOSの場合にはどちらか一方しかキャリアをもたないことに由来します。
最後に回路規模による分類です。一般にICの回路規模は集積する電子部品の数で定義されます。それに従い分類すると、SSI(Small Scale Integration)、MSI(Medium Scale Integration)、LSI(Large Scale Integration)、VLSI(Very Large Scale Integration)、ULSI(Ultra Large Scale Integration)のように分類できます。最近はその上もあるようです。この辺は技術の進歩により、どんどん変わっていくところです。ちなみにSSIでは素子数は~100個程度、ULSIだと1千万個~程度といった回路規模になります。
氏が発明したICはモノシリックのTTLのSSIでした。それは1958年、今から47年前のことです。今になって考えれば回路を1つの基盤上に作るという考えは自然な流れによるものだったのかもしれません。しかし、氏の発明したICが現在の半導体文明の始まる1つのきっかけになったことはまちがいない事実であると思います。
というわけで、たまにはこんな薀蓄をたれてみてはいかがでしょうか。あなたを見る周りの目が変わるかもしれませんよ。いいほうに変わるかどうかは保証の限りではありませんけどね。
プロの音楽家であるmuroyanから、今流行りの「Musical Baton」が回ってきました。とりあえず答えてみるかな。
1) Total volume of music files on my computer (コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量)
・425KB
~ midとmp3の拡張子で検索かけたんだけど、これで全部。Windowsの起動音なんかも含んでます。
2) Song playing right now (今聞いている曲)
・なし
~ 文章を書くときはほとんど音楽きいてませんから。
3) The last CD I bought (最後に買ったCD)
・Caramel Macchiato
~ これを知らない人は音楽について語るべきでないとまで言われる、まさに珠玉の1枚。
知らないという人はここを見るべし。
4) Five songs(tunes) I listen to a lot, or that mean a lot to me (よく聞く、または特別な思い入れのある5曲)
・「軽騎兵」より序曲(F.V.Suppe)
~ 小学生の頃、この曲が目的で、初めて親にねだってレコードを買ってもらった。
・宇宙戦艦ヤマトより「無限に広がる大宇宙」
~ 小学生の頃、この曲が目的で、初めて小遣いをためてレコードを買った。
・「時をかける少女」(原田知世)
~ 高校生の頃、私が初めて買ったアイドルのレコード。結婚、おめでとう。
・「フレンズ」(レベッカ)
~ 高校生の頃、好きだった娘が好きだった曲。
・「Hotel California」(Eagles)
~ 大学生の頃、好きだった娘とチークを踊った曲。
5) Five people to whom I'm passing the baton (バトンを渡す5人)
・なし
~ こういうのは止めることにしてるんで。つうか、友達少ないんだよ。ごめん。
ご存知の方も多いとは思いますが、光の3原色はRGBすなわち赤、緑、青の3色です。そして、この3色の光を合成することにより白色の光を得ることができます。言い換えれば、3色全ての光が揃ってあるのが白になるわけです。
それでは、なぜ光の3原色が赤、緑、青の3色なのでしょうか。これは人間の目の仕組みによります。人間の目には赤、緑、青のそれぞれの色の光を検知する視細胞という検知器が3種類あり、この3種類の視細胞によって検知されるそれぞれの色の光の強さを組合せて、色と明るさを認識するのです。
例えば、明るい黄色の光が目に入ってきたとしましょう。この場合、目の中では明るい赤と明るい緑の光がそれぞれを検知する視細胞により検知されます。そして、明るい緑+明るい赤=明るい黄という具合に色と明るさが認識されるのです。
このように人は3種類の視細胞に入ってくる光の強さの組合せで色を認識しているため、この3色の光の組合せで認識することのできる全ての色を作り出すことができます。このため、この3色すなわち赤、緑、青が光の3原色となります。
光の3原色と合成される光の色
赤 | 緑 | 青 | 合成色 |
× | × | × | 黒 |
○ | × | × | 赤 |
× | ○ | × | 緑 |
○ | ○ | × | 黄 |
× | × | ○ | 青 |
○ | × | ○ | 紫(マゼンダ) |
× | ○ | ○ | 水色(シアン) |
○ | ○ | ○ | 白 |
ところで、もう1つ3原色とよばれるものがあるのはご存知でしょうか。これは色の3原色とよばれるものでシアン、マゼンダ、黄の3色になります。青、赤、黄の3色を色の3原色とよぶことが多いようです。しかし、実際にプリンタやオフセット印刷などで使用されているインクの色などから見てもわかるように、一般的に色の3原色としてシアン、マゼンダ、黄が使用されています。ちなみに、これらの3原色を混ぜると黒になります。
なお、色という言葉が光の色を示す言葉でもあり、紛らわしいため、以降の説明では色の3原色という言葉をインクの3原色という言葉に置換えて説明します。
では、なぜシアン、マゼンダ、黄の3色がインクの3原色となるのでしょうか。これについて考えてみましょう。まず、人が印刷物などのものを見るとき、どのような状態で見るでしょうか。普通、白い光のもとで見ますよね。全く光のない状況でものを見た場合、どんな色のものを見ても、それは黒にしか見えません。これは自らが光を出しているものを見る場合と異なり、周りの光がそのものに当たって反射してくる光を捉えて、そのものの色を見ているからなのです。
ここで、先ほどの表を見てください。白い光から赤い光を除いたのがシアンの光、緑の光を除いたのがマゼンダの光、青い光を除いたのが黄の光になっています。このこととインクの作用が特定の色の光を吸収し、残りの色の光を反射することであることをあわせて考えると、なぜシアン、マゼンダ、黄の3色がインクの3原色となるのかという問いの答えが出てくるのではないでしょうか。
シアンのインクはもともとある白い光から赤い光のみを吸収することによって、シアンに見えます。同様にマゼンダのインクは緑の光のみを、黄色のインクは青の光のみをそれぞれ吸収します。そう、インクの3原色は白から光の3原色を引き去っることにより色を作り出すのです。ですから、赤のみの光を吸収するインク、緑のみの光を吸収するインクそして青のみの光を吸収するインクと元となる白い光が存在すれば、全ての色があらわせることになり、これらの3色がインクの3原色となるのです。
今回の色の話はどうだったでしょう。子供の頃テレビで色と光の3原色の話を見たとき、色と光でなぜ色が違うのか、そもそもなぜ3色なのかと不思議に思ったことを覚えています。そんな不思議を考え直してみるのも結構楽しいものかもしれませんね。
実は以前にもBlogを書いたことあったんです。でも、画像サイズだとかデザインだとか制限が多くってね。 結局数回だけ更新して、あとは放置プレイとあいなりました。で、もうBlogを書くことなんてないだろうと思っていたわけです。ところが、そんな私に友人のmetroさんが「Movable Type(以下、MTと表記)いいよ、いいよ、いいよ。」って。で、MTについて調べてみたんですが、確かにいいんですよ。しかも、私の借りてるレンタルサーバで使えるし。で、初めてみたわけですが、初めてみると結構大変だったりして。というわけで、そんなとき役立ったサイトなんかを紹介してみようと思うわけです。
で、MTを立ち上げるためには、まずはサーバーが必要になるわけです。ちなみに私が使っているのが
・さくらInternet
年間1,500円でサーバーをレンタルでき、MTにも対応しています。
次に必要なのはMT本体。限定個人ライセンスであれば無償で使用できます。ダウンロードは
・Movable Type 公式サイト
まずは、TypeKeyの取得から始めてくださいね。
ファイルのダウンロードが終わったら、解凍して、FTPソフトでアップロードします。このとき、ファイル名の大文字小文字が変わらないようにFTPソフトを設定しておく必要があるので、ご注意を。あとは、ファイルのアクセス権を設定したり、mt.cfgファイルを書き換えたりすればOKなのです。さくらInternetの中にあるMTのインストールマニュアルが参考になると思います。
これだけで、Blogを書くことはできるのですが、デフォルトだとデザインが寂しいかもしれません。ですが、いきなりテンプレートをつくるのはなかなか難しいと思いますので、フリーのテンプレートを利用することに。私が使わせてもらったのが
・風のまにまに号の「Macromedia風テンプレート for MT3.1」
これをもとにいろいろといじらせていただきました。なお、こちらのテンプレートを使用する際に必要なのが
・MASAHIKO ISSEKI WEB SITEの「MTPingedEntry」プラグイン
これをインストールしておかないと、Recent Trackback が正しく表示されません。
後はスタイルシートなんかをいじっていけばいいわけです。スタイルシートのリファレンスとしては定番ですが
・とほほのWWW入門
やはり、この辺が分かりやすいと思います。
あとは、あっ、もちろんここも参考になりますので是非に。
・MetLog
この好奇心旺盛な先輩ブロガーにはいろいろヒントをもらってます。
というわけで、みなさんもMTどうでしょうか。MT、いいよ、いいよ、いいよ。